2011年3月25日金曜日

USBメモリをプロテクトキー(ドングル)として利用するための SDK



弊社では Matrixプロテクションシステム( http://www.ribig.co.jp/matrix )を販売しています。この製品はプロテクト専用キーとしてハードウェア(キー複製を防ぐ専用IDチップ、キー側での演算処理を行うCPU)からソフトウェアー(キーのファームウェア専用APIや付属のユーティリティ)に至るまで十分な機能を提供します。プロテクト専用キーにとって不要と考えられるストレージメモリ機能は持っていません。メモリ機能を持たせるためにはハブ機能の追加などが必要となり、機能に見合う以上にコストがかかります。

プロテクトキーを検討しているユーザには、プロテクトするソフトウェアをUSBキーの収め、同時にUSBキーでプロテクトすることを考えていることがあります。弊社ではMatrixキーとUSBメモリの併用を薦めていますが、どうしても1本のUSBキーでの実現しなければならない案件もあります。

そのようなユーザのため、USBメモリキーをドングルとして利用するための SDK を提供します。 USB メモリキーはストレージ機能を目的としたもので、ドングルとして利用するために必要なハードウェアー的な強固さはありません。ファイルシステムをマウントするため、ドングルのようにそのまま抜き取ることはできません。取り外し操作が必要です。キー側で演算処理することもできません。また、ソフトウェアー的にもドングルのように専用API経由のアクセスによるセキュリティを確保することもできません。だれでも利用可能なWindowsの機能に依存しなければなりません。ハード、ソフトの両面から専用セキュリティキーと同等の機能を実現するには遠く及びません。SDKはこのようUSBメモリとドングルの相違を十分理解した上でご利用されることを前提としています。

USBメモリには可搬性のあるプログラムを収めるのが一般的です。プログラムを実行するコンピュータに必要なランタイムがインストールされていなければ実行できない、実行環境に制限がある、のでは使い物になりません。このSDKは含まれるソフトだけで完結します。他のソフトに依存しません。

汎用ハードのUSBメモリを利用するため、APIや処理内容をユーザ毎に変更しなければセキュリティを確保できません。そのためAPIなど詳細は公開できません。パッケージとして提供していますのでカスタマイズ費用、保守費用などはかかりません。セキュリティレベルを上げるためSDKには別のパッケージ製品が添付されています。利用するUSBメモリキーが最低50-100本程度なければ専用ドングルと比較してかなり割高になります

マニュアル:   http://www.ribig.co.jp/usbmem/download/manual.pdf
APIマニュアル: http://www.ribig.co.jp/usbmem/download/api_manual.pdf
評価版パッケージ:  http://www.ribig.co.jp/usbmem/download/usbser.zip

製品Webページは近日公開予定です。